焼却炉の豆知識
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焼却炉用語解説
1.表面処理
- アルマー加工
- 耐熱、耐食性にすぐれた表面処理で、800℃まで問題なく使用できます。素材を溶融アルミに浸して表面処理をおこないます。
2.投入方式
- 一括投入
- 大量のごみを一度に燃焼室へ投入する方式で、ごみが燃え切るまで投入扉は開けられません。ガス化炉で採用されます。
- 逐次投入
- 1次燃焼室でごみが燃えている状態でも随時投入できる方式で2重扉構造になっています。
- メイセー独自の
二重扉構造
3.燃焼方式
- 通常燃焼
- 炉内への強制通風による対流燃焼方式で発生ガスを完全燃焼させることにより、ダイオキシン類の発生を抑制することができます。
- ガス化燃焼
- 1次燃焼室では、わずかの空気でごみを蒸し焼きにして燃やし、出てきたガスを2次燃焼室で完全燃焼させる燃焼方式です。大量のごみを一括で投入して焼却します。
4.燃焼室
- 1次燃焼室
- ごみを投入して燃やす室で、ごみの入るスペースとごみからでる燃焼ガスの燃えるスペースが確保されています。
- 2次燃焼室
- 1次燃焼室から排出されたガスを再度燃焼さすための室で通常、再燃バーナが設置されます。
5.炉壁
- 築炉式
- 炉壁の耐火材が、耐火レンガや耐火セメントで構成されたもので通常のごみや湿ったごみの場合に採用されます。
- 水冷式
- 耐火材の代わりに、炉壁を水のジャッケトにしたもので、プラスチック等の高温で燃えるごみの場合に採用されます。黒煙発生の抑制や長寿命化に効果を発揮します。
6.バーナ
- 着火バーナ
- 1次燃焼室に設置され、ごみの点火用に使用されます。
- 助燃バーナ
-
(1次バーナ)
1次燃焼室に設置され、水分の多いごみを焼却する場合に使用されます。 - 再燃バーナ
-
(2次バーナ)
2次燃焼室に設置され燃焼室を800℃以上に保ち、1次燃焼室から出た未燃ガスを完全燃焼させます。
7.付属機器
- ロストル(火格子)
- 1次燃焼室に設置される鋳物などで出来た格子状の物です。
- 軟水器
- 硬水を軟水に変換する装置で、特に水冷式焼却炉の使用水が硬水等で問題がある場合に使用します。
- サイクロン集塵器
-
排出ガスに混じって出るばいじん等を補足する装置で、遠心力を利用してガスとばいじんを分離します。
ガスが高温の状態でも使用できるため、焼却炉で広く使用されています。
8.関係法令